最近話を良く聞くようになった、StudioOneFreeというDAWを使ってみました。
Freeはフリーソフトなので、もちろんお金はかかりません。
結論からお話します。
フリーとしては、機能的にかなり使えるレベルだと思います。
歌い手が、歌ってみた用に録音と簡単なMIXをするくらいなら充分です。
有料DAWの機能制限版(LE版)と比較すると、
トラック数、インサート数、センド数、FXチャンネル数が無制限
というのは魅力的だと思います。
ただし、一番のネックは、
VSTプラグインがサポートされていない
ということと、
最初から付属しているエフェクトが8つしかない。
ということだと思います。
特にそのエフェクトの中に、コンプレッサーがないので、
歌ってみたとして、きちんとMIXしてアップしようと思うと、厳しいです。
そこらへんがフリーソフトとしての限界なのでしょうか。
StudioOneFreeには、上位版があります。
- StudioOne Artist
- StudioOne Producer
- StudioOne Professional
の三つです。
どれも有料になりますが、Producer以上では、VSTがサポートされているので、
きちんと色々なエフェクトが利用できます。
StudioOneの機能対照表はこちらから。
StudioOneの操作のチュートリアルはこちらから、どうぞ。
SturioOneFreeを歌ってみたで使うとしたらどんな感じ?
以上を踏まえた上で、StudioOneFreeを歌ってみたで使うなら、
どんな感じなのか、ざっと見てみたいと思います。
歌い手視点なので、MIXerさんが必要とするような所までは見ません。
StudioOneのトップページ。
新規ソングを作成という所から、プロジェクトを開始します。
アーティストプロフィールを設定できる所がちょっと面白いです。
赤枠の所に付属のエフェクトが表示されています。
MixVerbというリバーブのエフェクトを選択した状態です。
Free版ではこの8つしか使えません。
想像していたよりプリセットが多かったのには驚きました。
画面は他のDAWもそうですが、Cubaseに似ています。
非常に使いやすそうです。
すぐ慣れることが出来ると思います。
キーボードショートカットをカスタマイズできるので、
他のDAWからの乗り換えも、割と楽そうです。
CubaseとLogicとProtoolsは、
最初からマッピングできるようになっていました。
もちろんキー1つずつカスタマイズできます。
エンベロープ専用のボタンがあり、
エンベロープ書き(音量調整とパン振り)がすぐ出来るようになっていました。
ぱっとこの二つが出せるのは良いですね。
インサートとセンドは、トラックのMIX画面で入力できました。
バイパスが、アイコンから出来ないような感じでした。
一端インサートの詳細を開いて、
その中からバイパスをチェックするようです。
アクティベートのアイコンがあるので、
こちらを使ってしまいそうだと感じました。
FXチェンネルの追加がセンドの先にありました。
下部のMIXの画面で右クリックしてもFXチャンネルの追加ができるようです。
インサートとセンドの表示非表示が、マウスのダブルクリックなので、
若干使いにくいような気がします。
ミックスダウンの画面です。
この画面で細かい出力トラックのオンオフを決められないようなので、
事前にミュートなりしておく必要があるようです。
また、Free版では、MP3ファイルの書き出しオプションがありません。
MP3ファイルにしたい場合は、別途アプリを使う必要があります。
まとめ
StudioOneFreeは、録音や簡単なMIXなら、十分使える素晴らしいDAWです。
ただし、FreeではVSTプラグインが利用できない
(特にコンプレッサーが使えない)ので、
ちゃんとMIXする場合は、上位版などを購入する必要があります。
編集画面はCubaseに似ていますし、
使いやすそうでした。
また、他のDAWからの乗り換えも、
それほど難しくないように感じました。
後は、これは噂なのですが、StudioOneは録音音質が良いという話もあります。
これらを参考に、まずFree版で録音やMIXなどをしてみて、
機能としてVSTプラグインを追加したいと考えるようになったら、
上位版の、ProducerやProfessionalを買うのも良いと思います。
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