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10.歌ってみたの録音の実際

waku_rokuon.jpg

 

今回は、歌ってみたの録音のお話をしていきます。

 

 

ここでは、それぞれのDAWの使い方の説明はしません。

 

DAWの使い方については、また別の機会に説明します。

 

 

ここでは、録音の時の心構えや、幾つかの録音方法について具体的に説明します。

 

 

 

 

余計な効果は全部切ること

 

mixer_light.jpg

 

録音の前に、リバーブ(エコー)などの効果は全部切っておきます。

 

 

ミキサー機能のあるオーディオ・インターフェースを使う場合は、

ミキサーに付いているイコライザは全て0db(通常の状態)に戻します。

 

 

MIXする前の音源は、出来るだけ素に近い音源にしておきます。

余計なエフェクトがかからないようにしましょう。

 

 

 

 

録音ではいつもより丁寧に

 

kamihikouki.jpg

 

歌ってみたの録音をする時、その曲をきちんと歌えるようになっていることは当然ですが、

それ以上に、

 

普段カラオケや生放送で歌うのとはちょっと違う

 

ということを覚えておきましょう。

 

 

 

録音では、普段よりも丁寧に歌う必要があります。

 

 

次の4点を気を付けましょう。

 

 

  • 普段よりずっと自分の声を聞くようにする。
  • 自分のイメージ通り歌えているか確認しながら歌う。
  • 歌詞は出来るだけ覚えて歌う。
  • マイクからの位置は変えない。

 

 

完全に覚えていなくても良いですので、

録音する部分のフレーズだけ頭に入れて、

歌詞はなるべく見ないように歌います。

 

 

その方が自分が出してる音の方に集中できます。

自分の声が良く聞ける状態になりますし、

イメージ通り歌えているかどうかの確認もできます。

 

 

 

 

録音をどこで区切るか

cuttingmat2.jpg

 

プロのレコーディングだと、ワンフレーズづつ区切って録音することがありますが、

宅録などでは、そこまで考えなくて良いです。

 

 

普通なら、一曲のうち、

 

  • AメロならAメロだけをまとめて録音する
  • Aメロが終わったらBメロをまとめて録音する
  • サビを録音する

 

という形で進めていくのが良いです。

 

 

 

他にも色々方法はあると思いますが、

個人でやるには、上の方法が一番やりやすいと思います。

 

 

 

 

ハモリの録音

onpukids.jpg

 

ハモリの録音は、

  • ハモリを先に録音する方法
  • メインボーカルの後に録音する方法

があると思いますが、ここでは、

 

メインボーカルを仮録音する

 

という方法をオススメします。

 

 

 

ハモリを録音する前にメインボーカルを仮録音しておきます。

 

 

仮録音とはいえ、音程はなるべく正確にしましょう。

 

その仮録音に合わせながら、ハモリを録音するようにすると、

ハモリを付けた時の全体のイメージが付きやすいです。

 

 

その後、メインボーカルを再度本番として録音します。

 

 

 

 

ハモリを左右に分ける場合の録音

 

ハモリを左右に分ける場合(MIXで左右にパンを振る場合)

 

左右のハモリを別々に録音する

 

という方法があります。

 

 

 

曲のMIXでは、ハモリを左右に分ける場合、

一本のハモリ音源を、左右に分けて、

その歌唱のタイミングをほんの少しだけずらす、ということをします。

 

これを自分で左右を歌い分けると、自然な感じになります。

 

 

ただし、

表現力が高く、歌の抑揚が強いタイプの歌い方をする場合は、

一本のハモリ音源を使った方が全体の仕上がりが良くなる場合があります。

 

 

 

自分の特徴に合わせて、一本を左右に分けるか、

左右別に録音するか、決めると良いと思います。

 

 

 

 

納得いかない部分の録音

headphone.jpg

 

録音していると、

幾つか、なかなか納得いく歌い方のできない部分が出てきます。

 

 

そういった部分の録音では、

 

良いテイクが録れるまで、ループ録音する

 

という方法があります。

 

 

 

多くのDAW(フリーも含め)には、

曲の一部分をループして録音する機能がついています。

 

その機能を使って、ループさせて、

納得できるテイクが録れるまで録音します。

 

 

 

 

納得できるまで録音する

note_hane.jpg

 

そして最後に、当たり前なのですが、

 

録音では、自分がその歌に納得できるまで、何度でも録り直しをしましょう。

 

 

今自分が出来る最高のものを作り上げた方が、絶対に楽しいです。

 

 

MIXerさんも、歌い手が納得してMIXをお願いしてくる音源の方が、

それをより良いものに仕上げようと思えます。

 

 

 

ぜひ、自分のイメージ通りの納得できる歌に仕上げてください。

 

 

 

 

 

今回は以上で終了です。録音の実際についてでした。

次回は、カラオケMIXの説明をする前に、コンプレッサーは一体何なのか、ということについて、簡単に説明します。

 

>次回 誰でも分かるコンプレッサー超入門

 

 

 


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録音   2013/11/22   WebMaster
タグ:録音

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