左が代表的なダイナミックマイクの形です。
右が代表的なコンデンサーマイクの形です。
ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違いは、一体何でしょう?
違うところをまとめると
- 形
- 仕組み
- 録音できる音
- 拾う音の範囲
- 電源の必要性
- 録音時の最大音量
- 価格帯
の7つにまとめられます。
難しい話は置いておくとして、
両方のマイクのこの7つの点をみてみます。
ダイナミックマイクの特徴
- 形 : カラオケとかライブで使いそうな形
- 仕組み : 音の振動で声を録音できるようになっている。
- 録音できる音 : 自分の歌声の特徴的な部分がはっきりする。
- 拾う音の範囲 : マイクの目の前だけ("単一指向性"といいます)
- 電源の必要性 : なし
- 録音時の最大音量 : 低め
- 価格帯 : 安め
コンデンサーマイクの特徴
- 形 : スタジオとかお笑いの漫才で使いそうな形
- 仕組み : 音の振動+静電気で声を録音できるようになっている。
- 録音できる音 : 自分の歌声の高音が綺麗に録音できる。
- 拾う音の範囲 : マイクの周囲全て("無指向性"といいます)
- 電源の必要性 : あり("ファンタム電源"が必要)
- 録音時の最大音量 : 大きめ
- 価格帯 : 高め
ただし、仕組みや電源の有無以外は、
例外もあるので注意してください。
形とか仕組みはおいておくとして、
その他の違いは、使う側にとっては大切ですよね。
特に録音できる音と、拾う音の範囲、電源の必要性は凄く大切です。
そこを、もうちょっとだけ細かく説明してみます。
マイクの種類の選び方
まずとれる音ですが、これは録音やライブの時に、自分の声をどう聴いてもらいたいか、で選びます。
- 自分の声の特徴的な部分を活かしたい人は、ダイナミックマイクを選びます。
- 自分の声の高い所の透明感を大きくしたい人は、コンデンサーマイクを選びます。
(ただし、実はどちらのマイクも、高いものにはあまり差がありません)
次に、拾う音の範囲は、使う環境で選ぶと良いと思います。
- 静かな場所や、録音がメインで使用する場合は、コンデンサーマイクを選びます。
- 周りの音が入る場所や、ライブがメインで使用する場合は、ダイナミックマイクを選びます。
そして、電源の有無ですが、これも使う環境で選びます。
- 電源がとれる所(自宅など)ならば、コンデンサーマイクを選びます。
- ライブハウスなど、電源がとれない場合は、ダイナミックマイクを選びます。
これは自宅ならコンデンサーを選ぼうと言っている訳ではありません。
単純にライブハウスとかだとコンデンサーが使えないことが多いということです。
まとめ
こうしてみてみると、やっぱり両方のマイクに得意分野があるので、
どちらの方が絶対に良いということはありません。
それぞれの条件に合わせて使うのが一番いいので、ですからやっぱり多くの歌い手さんは、ダイナミックもコンデンサーも、両方持っていますね。
もし余裕があれば、両方ともそろえてみてもいいかもしれません!
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