具体的にDAW(MIXソフト)を使って録音する前に、いくつか綺麗に録音するための準備やコツみたいなことをお話しします。
マイクスタンドを使う。
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歌を録音する時には、マイクスタンドを使います。
手に持って歌うと、マイクを握っている音が入ってしまうからです。
(ギュッギュッという音です)
これをグリップ音と言います。
大抵の人は机の前で椅子に座って歌うでしょうから、
デスクトップマイクスタンドが良いです。
上の画像のようなものです。
生放送の時も使えますよ。
立って歌いたい人は、
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こういった、マイクスタンドを使うといいです。
ブームマイクスタンドの方は、立って歌うこともできるし、弾き語りのように座って歌うこともできます。
ライブなどで見たことがあると思います。
ただ、マイクの重みで位置がずれがちになるので、座って歌う場合はデスクトップマイクスタンドの方がオススメです。
マイクからの位置
マイクからの位置は人によってそれぞれですが、
声量が大きくない方
ウィスパーボイス(ささやき声)で歌う場合
は、大体10cmから15cmくらい離れて歌います。
声量が大きい方は、はちょっと幅が大きくなりますが、
大体15cmから30cmくらい離れて歌います。
あまり遠くに離れ過ぎてしまうと、
遠くで歌ってる感じが残ってしまうので、注意しましょう。
最初は、全体のバランスが綺麗に取れる位置を1cm単位で探すのも効果的です。
一番最初に一回だけやれば良いので、大して面倒でもありません。
マイクの音量は標準の所で
マイクの音量は、オーディオ・インターフェースなどで、
標準の音量の部分で録りましょう。
最大音量に振り切って録音すると、
ホワイトノイズが大きくなってしまいます。
ホワイトノイズというのは、音がない所に入るジーーッという音のことです。
波形が大きくなり過ぎないように!
録音する時に、波形が大きくなりすぎないように注意しましょう。
録音した歌の波形が、サビの歌声が一番大きい部分でも、少し空くようにします。
少なくとも、このくらい空けるようにすると良いです。
下のような感じにならないようにしましょう。
結構ありがちです。
波形は上下に広がっている部分が音が大きいのですが、
上下に着いてしまうと音が割れてしまいますので、
割れてしまっていると、MIXerさんでもどうしようもありません。
周りの音を出来るだけ消す
録音の時は周りの音は天敵です。
外を走る車の音や、エアコンの音など、自分の耳では普段無視しているものも、録音の時は凄く気になります。
こういう周りの音を「環境音」といいます。なるべく録音の時に入らないように、対処しておきましょう。
録音の時は以下の点に気を付けます。
- 窓を閉める
- エアコンを切る(扇風機をとめる)
- ゲーム機などの電源を切る
- 他のPCがあれば電源を切る
夏場は暑いので、エアコンなどは録音する時だけ切りましょう。
録音が長くなるようなら、適度に休憩をはさんでください。暑くて倒れます。
自分の使っているPCのファンの音が気になる場合があります。
PCに被せものをすると流石にまずいので、段ボールなどのつい立を使うと良いです。
ファンの音がマイクの方へ向かわないようにするだけでも、結構違います。
少し長くなりそうなので、二回に分けたいと思います。
もう少し、録音にまつわるお話をしたいと思いますので、次回は、エトセトラの2ということにします。
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