6.有料DAWの違いが知りたい!
初心者には、DAWはどれを使っていいのか分からないと思います。
しかも、有料のDAWは大体どれも安くありません。
なのでちゃんと検討してから、購入するようにしましょう。
一口に有料DAWと言っても、入門ソフトからプロ用ソフトまであります。
歌ってみたのMIXerさんが良く使っているDAWはこんな感じです。
大体、一覧の上の方が入門ソフトに近く、下の方がよりプロ向けです。
Digital Performerは一応良く名前が出るので、載せていますが、
歌ってみたのMIX用ソフトとしては、あまり向いていません。(情報が少ないので)
それぞれのDAWの違いについて、7つの点に分けて、簡単に説明していきますね。
その前に、7つの点の中のオーディオ素材と、エフェクトと、ピッチ補正機能が、
何のことなのか、お話します。
オーディオ素材とは、
ギターとかピアノとかドラムのような音の素材
のことを言います。
エフェクトとは、
ギターやボーカルなどにかける効果のことを言います。(リバーブなど)
ピッチ補正機能とは、
ボーカルの音程を修正する機能のことを言います。
では、これを踏まえて、以下をご覧ください。
MusicCreator
DAW入門者向けのソフトです。
SONARを入門者向けにしたDAW、という感じです。
- 扱いの難易度 : 比較的簡単。
- オーディオ素材 : 3,000種以上 (SONARの一部)
- エフェクト : 一通りあり。
- ピッチ補正機能 : なし。
- おすすめしたい層 : 初めて有料DAWを扱う人。
- 体験版 : なし
- 補足 : 編集画面がSONARそっくり。
公式サイト : Music Creator
SONAR
きちんとDAWを使っていきたい人向けのソフトです。
他のDAWに比べて非常にオーディオ素材が豊富です。
50GB近くあり、かなりHDDを使います。
歌ってみたのMIXerさんよりも、楽器演奏やバンドをする人が良く使っています。
- 扱いの難易度 : 通常。(MIDI入力が使いやすいという評価)
- オーディオ素材 : 50GB。
- エフェクト : 一通りあり。
- ピッチ補正機能 : あり。
- おすすめしたい層 : Music Createrを使っていた人。最初の一本。
- 体験版 : SONAR X2 体験版
- 補足 : 動作環境がWindows7以上。VistaやXPでは不安定という話もある。
公式サイト : SONAR
Cubase
有料DAWの中でもっとも多くの人に使われているソフトです。
歌ってみたのMIXをしているMIXerさんが一番使っているソフトでもあります。
楽器やボーカルにかけるエフェクトのプリセット(*1)が豊富です。
*1 : プリセットとは、「ロックの女性ボーカルにかける設定ならこれ!」のような既定値のことです。
また、ボーカロイドとの親和性が高く、Vocaloid Editor for Cubase という製品も出ています。
- 扱いの難易度 : 通常。
- オーディオ素材 : 2,800種以上
- エフェクト : 一通りあり。(プリセットが豊富)
- ピッチ補正機能 : あり。
- おすすめしたい層 : これひとつでDAWを済ませたい人。
- 体験版 : Cubase 7 Trial (他のCubase製品又はeLicencerが必要)
- 補足 : ユーザーが多いので、歌い手界隈でも情報が沢山あります。
公式サイト : Cubase
ProTools
【国内正規品】 AVID ProToolsソフトウェア Pro Tools Activation Card (ProTools11) PROTOOLS11 |
名前の通り、プロ向けのDAWソフトです。
それでも一部の有名な歌ってみたのMIXerさんが使っていたりします。
他のDAWに比べてエフェクトの数と品質が群を抜いています。
- 扱いの難易度 : 高い。(ショートカットの変更が出来ないので特に)
- オーディオ素材 : 8GB
- エフェクト : 豊富で品質が高い。
- ピッチ補正機能 : あり。
- おすすめしたい層 : プロ並みの品質を求めたい人。
- 体験版 : ProTools11 Trial (iLokが必要)
- 補足 : 対応しているオーディオ・インターフェースが少ない。プラグイン規格がAAXに統一されるので、これまでの音源・エフェクトが使えない。
公式サイト : ProTools
Digital Performer
プロ向けのDAWです。よく名前が出るので掲載しています。
昔から使い続けている人が多く、
歌ってみたのMIXで使っている人は数える程ではないでしょうか。
Macのソフトとしては使いやすいという評価があります。
- 扱いの難易度 : 高い。
- オーディオ素材 : 記載なし。(少なめ)
- エフェクト : 少なめ
- ピッチ補正機能 : あり。
- おすすめしたい層 : プロ並みの品質を求めたい人。二本目以降。
- 体験版 : DP8 Trial
- 補足 : 歌い手界隈ではユーザーが少なく、情報が少ない。
公式サイト : Digital Performer
まとめ
有料DAWの選び方は、自分が歌い手、である場合には、
あまり選択肢はありません。
DAWに関して初心者で、
できるだけ扱いが簡単な方が良いという人は、
が良いでしょう。
楽器も演奏するし、作曲も考えている人、
また、MusicCreatorを使っていた人は、
が良いでしょう。
DAWを1つで済ませたい人、
使い方の情報が多いDAWが良い人は、
が良いでしょう。
よりプロフェッショナルなDAWを使いたい人、
二つ目以降のソフトとして考える人は、
が良いでしょう。
有料DAWは、流石に有料なだけあって、このDAWではあれが出来ない、というようなことは、ほとんどありません。
主に、そのDAWで、
- 何が得意か
- どのくらいユーザーが居るか
ということが違います。
手さぐりで始めようとしている方は、まず無料のDAWから使うことをお勧めします。
そして、DAWがどんなものか分かってから、有料のDAWを使っていきましょう!
さて、次回は、カラオケ音源のダウンロードの仕方についてお話します。