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歌い手どっとねっと。

歌唱力向上

4.かんたんな発声練習をいくつか

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発声練習の方法には、基礎的なものから色々あります。

今回は、その中からいくつか分かりやすい発声練習を取り上げてみます。

 

 

実際の練習の前に、一つ大切なことを伝えておきます。

 

多くの人が、歌い手さんの生放送などで、「どうしたら歌が上手くなりますか?」という質問や、「どんな発声練習をしていますか?」という質問をしています。

 

もちろん、正しい発声練習は大切です。

ですが、より大切なのは、練習を続けることです。

 

1~2週間やった程度では、歌は上手くなりません。また、すぐに効果は出ません。

(筆者は基礎的な発声練習は3年以上続けました)

 

クラシック声楽では特にそうですが、ボイトレというのは筋トレです。

普段使っていない歌に必要な筋肉を鍛えることです。(もちろん、それだけではありませんが)

ぜひ、練習を続けて下さい。それがあなたの力になります。

 

 

腹式とリズムの練習

 

初めに、腹式がどういうものかを知るための練習をしましょう。

 

まず、床に横になります。

そして、8まで数えながら息を吸います。

今度は、8まで数えながら息を吐きます。

数の間は大体1秒間隔です。

 

吸っている間、吐いている間の息は大体均一にしましょう。

 

この時、息を吸う時にお腹が出ていること、吐く時にお腹が凹むことを意識しましょう。

 

次に、数を変えて同じことを行います。

数字の間隔は大体1秒間隔です。

 

  • 息を吸う:8まで数えつつ 息を吐く:1で吐く(一気に)
  • 息を吸う:16まで数えつつ 息を吐く:1で吐く(一気に)
  • 息を吸う:32まで数えつつ 息を吐く:1で吐く(一気に)

 

上手くできましたか?

これが腹式呼吸です。そんなに難しくありません。

ですが、最後の方はかなり息が辛いはずです。辛くてもできるだけ均一に吸うようにします。

吐く時は一気に吐きます。

 

 

声出し

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次に、起き上がって「ス」を発声しましょう。

「ス」といっても実際には英語の「th」のような音です。

日本語の「ス」から母音の「ウ」を取って、子音だけにした感じです。

 

この音を使って、1分間発声します。

きちんと立った状態で、お腹を意識しながら、「ス!、ス!、ス!、ス!、ス!、ス!、ス!」と発声します。

 

「ス!」と「ス!」の間は大体一秒くらいです。

一回の「ス」で肺の中の空気を全部使いましょう。

そして、次のスを発声するまでに、息を吸いましょう。

 

完全に力が抜けていると、息を吸いこむ音はしません。

最初は音がしてしまっても構いませんが、できるだけ力を抜いて、吸うことをあまり意識ぜずに、自然と一気に取り込むと、音はしません。

 

次に、「ス」の音を「ハ」に替えて同じことをします。

こちらは普通のハの音で行います。

「ハ!、ハ!、ハ!、ハ!、ハ!、ハ!、ハ!」

 

「ス」と同じく、一回の「ハ」で肺の中の空気を全て使うようにします。

最初は「ハ!」と「ハ!」の間は1秒くらいですが、徐々に早くしていきましょう。

最終的には半分くらいにします。

 

この二つは結構大変です。くらくらするかもしれません。

 

 

かつぜつの練習

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次にかつぜつの練習です。

 

この方法は結構皆さん知っていると思います。

演劇部の人たちなどが、実際にやってるのを見たことがある人もいるかもしれません。

 

「まめみむめもまも」を発声しましょう。

小さい声ではなく、きちんと発声します。

 

そして、発声を徐々に早くしていきましょう。

この訓練で、表情筋を鍛えることができます。

 

次に「られりるれろらろ」を発声しましょう。

同じように発声を徐々に早くしていきます。

この訓練で、舌根(舌の根っこ)を柔らかくすることができます。

 

 

 

筆者はクラシック声楽の先生とポップスの先生、両方に師事したことがあります。

ですが、どちらの先生も発声練習に関しては大筋で同じ練習を教えてくれました。

 

 

上の練習法では、両方が少し混ざっていますが、効果はありますので、是非やってみてください。

 

次回は、歌う前のウォーミングアップをひとつ紹介したいと思います。

 

 

次回>歌う前のウォーミングアップ

 

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歌唱力向上   2014/11/30   WebMaster

3.腹式が良いわけ・胸式が悪いわけ

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ボイトレの話には、必ずと言っていいほど、腹式呼吸胸式呼吸の話が出てきます。

 

ボイトレを先生から教わると、クラシック声楽の先生は必ず腹式をやりなさいと言います。

逆に、ポップスの先生は、腹式とか胸式とかあまり気にしなくて良いと言います。

(個人的な経験です)

 

実際にはどちらが良いのでしょうか?

 

答えは、「無駄な力が抜けていればどちらでも良い」です。

 

ただ、腹式は昔から使われてきた方法で、利点が幾つかあるので、使われているのではないでしょうか。

 

 

 

胸式呼吸ってつまりどういうこと?

 

胸式というのは、凄くざっくり言うと、

人が普通に話をしている時の呼吸

のことです。

 

普通なら、胸式呼吸をしている場合は、呼吸に合わせて胸が動いています。

胸で息をしているイメージです。

 

時々、腹式呼吸に対する話で、「お腹で息は出来ない」「声は喉から出るもの」というのがあります。

腹式呼吸は別に、お腹で息をしている訳ではありません。

また、胸式呼吸も、胸で息をしている訳ではありません。

これらは単にイメージです。

 

胸で息をしていると何がまずいのでしょうか?

実は、胸で息をしていると(イメージ)、上半身、特に肩と首に緊張で力が入りやすいのです。

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人前に出ると、緊張して、少し息が上がりますね。

息が上がる時は、大抵胸式呼吸になってしまっています。

 

肩と首に力が入っていると、当たり前ですが、喉が締め付けられて、声帯を抜ける空気の量が少なくなります。

すると声が出にくくなってしまいます。

 

これが、胸式呼吸がまずいと言われる理由です。

 

 

 

腹式呼吸ってつまりどういうこと?

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腹式呼吸というのは、凄くざっくり言うと、

人が寝ている時の呼吸

のことです。

 

大抵の人ならば、横になって力を抜いて呼吸すれば、腹式になります。

良く、腹式呼吸の練習で、お腹をふくらませたりへこませたりしますね。寝そべって寝ようとする時には、人は普通、お腹がふくらんだりへこんだりします。

 

つまり、寝ている時は腹式呼吸なのです。

 

腹式呼吸では、息をする時に胸は開きません。

 

腹式呼吸の大きなポイントは1つだけです。

お腹に息を吸いこむ、お腹から息を吐き出すイメージを持つことで、上半身をリラックスさせることです。

 

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他に、腹式呼吸をすることで横隔膜が下がり肺に入る空気の量が多くなるなどがありますが、とりあえず今は考える必要はありません。

 

上半身、特に肩と首がリラックスすると、喉に無駄な力が入らないので、声が出しやすくなります。

 

これが、腹式呼吸が良い理由です。

 

 

 

胸式は本当にダメなの?

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では、胸式は本当にダメなのでしょうか?

 

答えは、最初にも説明しましたが、最終的には胸式でも腹式でも「無駄な力が抜けていればOK」なのです。

 

無駄な力が抜けて、喉で無理に声を出す必要がない状態なら、別に胸で息をしてもお腹で息をしても良いと思います。

 

ただし、クラシック声楽を習ってきた人は、「絶対腹式じゃないとダメ」だという人が多いです。

このあたりはちょっと難しいのですが、ちょっと以下に、胸式のメリットと腹式のメリットを書いてみましょう。

 

胸式のメリット

  • 喉声を使って声に色々な工夫ができる
  • 美しく歌うより、カッコよく歌うのに適している
  • ブレス音を歌の一部に意図的に使える
  • ビブラートをある程度コントロールできる

 

腹式のメリット

  • 上半身から無駄な力を抜きやすい
  • お腹で支えることで、発声が安定する
  • 発声が安定すると、声量が上がる
  • 安定したエコーやビブラートが自然とかかる
  • 美しい声を出しやすい

 

 

実は胸式のメリットとは、「喉声」のメリットのことです。

クラシック声楽の人は喉声を使うことを許しません。

喉を痛めつけるような声の出し方は基本的にNGです。

 

ですが、ポップスには、わざと「張った」り、「がなった」り、歌声に「息を沢山混ぜた」りします。

カッコよく見せたい、というのはポップスでは当たり前のことなので、これらは大切な要素です。

 

ですから、私たちが歌う時は、両方の利点を活かして歌いましょう。

綺麗に聞かせたい時は、腹式を使い、カッコよく聞かせたい時は、胸式を使えばいいのではないでしょうか。

 

胸式が絶対ダメと言ってしまうと、やれることが少なくなってしまうと思います。

腹式、胸式の利点を活かして、上手く綺麗にカッコよく歌えるようになれば良いのではないでしょうか。

 

もちろん、喉を壊さないように注意しながら

 

 

 

本日はここまでです。お疲れさまでした。

 

次回は幾つか、発声練習の方法を説明したいと思います。

 

>次回 かんたんな発声練習をいくつか

 

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歌唱力向上   2014/11/24   WebMaster

2.ボイトレを受けようか迷っている人へ2

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今回は、前回に引き続いて、

ボイトレについてのお話をしたいと思います。

 

 

前回は、

ボイトレを受けた方が良い理由について説明しました。

 

 

 

道を知らないまま進むよりも、

道を知っている人に教えてもらった方が早い

という話でした。

 

 

 

 

今回は、ボイトレを受ける時に気にしがちな幾つかの点についてお話します。

 

 

 

クラシックのボイトレとポップスのボイトレ

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少し、検索を使って調べたことのある方なら、

知っているかもしれませんが、

ボイトレのトレーナーさんには、大きく分けて

 

クラシック声楽をベースに教える先生

ポップスをベースに教える先生

 

がいます。

 

 

 

 

 

クラシックベースで教える先生と、ポップスベースで教える先生の一番の違いは、

歌に対する考え方だと思います。

 

 

 

クラシック声楽の先生は、やっぱり男性でも女性でも、

美しい声にこだわります。

 

 

癖のない綺麗な発声を目指す方が多いです。

 

 

対してポップスの先生は、

その人の声の特徴を活かすような発声を好みます。

 

 

 

これは、どちらが良いというものはありません。

 

 

 

また、クラシック声楽の先生にボイトレを受けると、

腹式呼吸を徹底的に教え込まれます。

 

 

ポップスの先生の中には、腹式呼吸は別に意識しなくて良い

という方が結構います。

 

 

 

ただ、どちらにしても目指しているところは基本的に同じです。

 

 

方法は違いますが、美しい歌声や、カッコいい歌声

聴いてて気持ちいい歌声を出せるようになるのが目標です。

 

 

 

 

では、なぜトレーナーの種類を二つに分けたのかというと、

先入観とか相性があるからです。

 

 

 

例えば、クラシック声楽は、ボイトレを受けたいと思う人に、

悪い印象を与えている場合があります。

 

 

いわゆるクラシック的な発声は美しいですが、

綺麗すぎて敬遠されるということが結構あります。

 

 

確かに、クラシック的な発声をそのまま使っては、

ポップスではおかしいと感じてしまうでしょう。

 

 

ですが、それはクラシック的な発声

そのまま使わなければ良いです。

 

 

 

また、クラシック声楽の基礎練習は、発声に凄く大切なので、

クラシック声楽の先生を選ぶのも良い選択です。

 

 

 

ポップスの先生は、その人の特徴的な声を活かそうとします。

 

 

例えばハスキーな声の人なら、そのハスキーさを殺さないように、

発声を教えてくれるでしょう。

 

 

 

また、一般的には、クラシック声楽の先生に教わるよりも、

ポップスの先生に教わる方が、肉体的には楽です。

 

 

ポップスの先生は、クラシックの先生ほど、

美しい発声へのこだわりが強くありません。

 

 

美しい発声よりも、その人の声を活かしたカッコいい発声や、

個性的な特徴をつかんだ歌い方を教えてくれます。

 

 

 

歌ってみたを目指す人にとって、どちらの先生が良いかは、

やっぱりその人によります。

 

 

一般的には、ポップスの先生についた方が、

自分の思ってるようなレッスンを受けられるかもしれません。

 

 

クラシックのような、発声が綺麗になるまで、

極端にシンプルなトレーニングの繰り返しということは少ないと思います。

 

 

早く、課題曲や自分のやりたい曲のレッスンに入れるでしょう。

 

 

そういう流れの方が楽しく続けられる人は、

ポップスの先生の方が良いと思います。

 

 

 

 

そうではなく、まず、基礎を大切に、

喉への負担が少ない綺麗な発声をとことんマスターしたい人は、

クラシックの先生についた方が良いです。

 

 

 

スクール形式の教室なら、両方の先生につくこともできるので、

1回はクラシックの先生に、1回はポップスの先生につく

という選択も出来ます。

 

 

 

どちらの先生も、聴いている人にとって、

美しくて、綺麗で、カッコいいと思って貰えるような歌声で歌う

という所を目指しているという点では同じです。

 

 

 

山の頂上を目指す道が違うだけです。

 

 

 

自分が合っていると思う先生の方を選びましょう。

 

 

 

 

 

先生との相性ってある?

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ボイトレを受ける時に気になるのが、先生との相性です。

 

 

相性というのはやっぱりあります。

 

 

ですが、それ程気にし過ぎることもありません。

 

 

 

ボイトレを受けるというのも、やっぱり人と人との付き合いなので、

この先生の話は分かりやすいとか、納得できるとか、

逆に、何でそんなことするのか分からないとか、

そういうのはどうしてもあります。

 

 

実際にボイトレを受けると、

逆に先生と気が合い過ぎて、練習が進まない、みたいなこともあります。

 

 

音楽に関する話や、発声の考え方など、話をしていて楽しすぎて、

レッスンが進まないということがあります。

 

 

そういう場合は、レッスンを優先するために、

わざとちょっと話しにくい先生を選んだりするのもアリです。

 

 

 

どんな先生でも、

生徒を上手く発声できるようにさせるという所は一致しています。

 

 

 

なので、取りあえず受けてみたいと思える先生や、

雰囲気の好きなスクールなどに入ってみるのがオススメです。

 

 

 

もし先生との相性がどうしても気になるという方は、

トレーナーの複数いるボイトレスクールに入ると良いです。

 

 

何人かの先生のトレーニングを受けてみて、

この人から習ってみたいいうのを選べる所が結構あります。

 

 

スクールの場合は、無料体験レッスンをやっている所も沢山あります。

 

 

 

そういう所を探してみると良いでしょう。

 

 

 

 

 

自宅で練習するのは意味がない?

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ここまで、ボイトレは受けた方が良いという話をしてきました。

 

 

では、自宅で自分でする練習には意味がないのでしょうか?

 

 

そんなことはありません。

 

 

ボイストレーニングを受け始めても、

大抵レッスンは月2回で、多くても4回くらいまでです。

 

 

 

レッスンとレッスンの間に自分でする練習は凄く大切です。

 

 

自主練が少ない人は、やっぱり成長するのも遅いです。

 

 

 

大きな声が出せない環境でも、鼻歌で音程を取るだけでも、練習になります。

(もちろんピッチを気にしながらやらないと意味がありませんが)

 

 

基本的には、トレーナーさんと毎回やっているトレーニング

家でやりましょう。

 

 

課題曲が決まっていれば、課題曲について、

色々指摘されているはずなので、

指摘されている所のトレーニングをしましょう。

 

 

 

当サイトでも、歌唱力を上げるのに役立ちそうな記事もアップしていきます。

 

 

使えそうな素材なども上げていきますので、

是非練習に役立てて下さい。

 

 

 

 

 

さて、今回はここまでです。

次回は、胸式呼吸と腹式呼吸の説明をします。

 

 

>次回 腹式が良いわけ・胸式が悪いわけ

 

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歌唱力向上   2013/12/16   WebMaster

1.ボイトレを受けようか迷っている人へ

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歌を上手く歌うために、

ボイストレーニングは有効なのでしょうか?

 

 

例えば、ボイトレのサイトを見て、

その練習方法を自分で実践するだけではダメなのでしょうか?

 

 

 

 

今回の記事ではそのあたりをお話したいと思います。

 

 

 

ボイストレーニングって受けた方がいい?

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ボイトレって受けた方がいいんでしょうか?

 

答えは、YESです。

 

 

今は、当サイトを含めて色々なところでボイトレの記事を見かけます。

 

 

 

親切なサイトでは、きちんと発声練習用の音源を用意してくれていたりして、

それを使って自分でボイトレをすることができます。

 

 

ですが、人に見て貰うことはとても大切です。

 

 

 

ほとんどの人は、自分の声の出し方が正しいのか、

どういう声の出し方が正しいのか、ということを知らないはずです。

 

 

 

そして、○○さんみたいな声を出すためには、

どんなトレーニングが必要なのかも分からないはずです。

 

 

 

ボイトレは、ぶっちゃけトレーニング内容は

傍から見るとシンプルなことの繰り返しです。

 

 

これなら、家でやっても同じじゃない?と思うのも当然と言えば当然です。

 

 

 

ですが、トレーナーさんと1対1で、声の出し方を

 

「息を吸うような感じで歌ってみて」

「一端肩の力全部抜いてみようか」

「手を上に上げながら声をだして」

「ラの発音の方が良く声が出てる」

「顎に力が入り過ぎてるから、手をあてながら歌って」

 

と、きちんと細かい指示を受けながらトレーニングするのとでは、

もの凄い差があります。

 

 

 

もちろん、家で出来ることも沢山あります。

トレーニングを受けてから、次回のトレーニングまでの間に、

自分が自宅などでどれだけ練習するかというのは、

上手くなるのに凄く大切なことです。

 

 

 

ですがそれは、自分で、その声の出し方が正しい

と分かっている状態ですべきです。

その方が全然上達も早いですし、

間違った声の出し方をして、喉をいためてしまうようなこともありません。

 

 

 

良くある勘違いですが、ボイストレーナーさんから教わるのは、

発声の訓練方法ではありません。

 

 

 

今の発声の仕方が正しい方向なのか、ということを教わるのです。

(正しいというのは、喉の負担が少なくて、綺麗な発声、美しい・カッコいい響きというような意味です)

 

 

 

それから、ボイトレは、言ってみれば(歌に必要な筋肉を鍛える)筋トレなので

筋トレを怠けないように、トレーナーと一緒に筋トレする

みたいな意味があります。

 

 

歌を上手くなりたいなら、ボイトレを受けた方が早いです。

 

 

 

 

 

独学とボイトレの違い

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独学とボイトレの一番の違いは、

当たり前ですが、教えてもらえること、にあります。

 

 

 

発声というのは、身体の内側の筋肉を使うので、

他のスポーツのように、外から筋肉の使い方を見ることができません。

 

 

どこの筋肉をどう使えば、どういう声が出るのかというのを、

目では見れないので、トレーナーさんに教えてもらいます。

 

 

 

独学の場合は、当然色々な寄り道をしてしまいますし、

間違った道に入っても、誰も教えてくれません。

なので非常に時間がかかります。

自分の行きたい所へたどり着けない可能性も沢山あります。

 

 

 

トレーナーさんは少なくとも、これまでに何人も生徒を見てきているので、

どういう練習や、どういう伝え方をすれば、

相手の発声を良く出来るかを知っています。

 

 

 

独学よりも、圧倒的に早く、歌が上手くなりますよ。

 

 

 

 

テクニックよりも先に基礎

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ニコニコの生放送で、良く歌い手さんに

 

「どうやってビブラートかけてますか?」

「どうしたら歌が上手くなりますか?」

 

と質問している方をみかけます。

 

 

歌い手さんはトレーナーではないので、

そういうことを上手く伝えることはできません。

 

 

 

また、どうやったら歌が上手くなるか、という質問の答えは、

非常に沢山あって、一口に伝えられるものではありません。

 

 

 

ほとんどの歌い手さんは、質問をする人よりも、

とても沢山歌を歌い込んでいるので、

「歌を沢山歌いましょう」

という答えになります。

 

 

 

歌が上手くなる方法は、沢山あります。

ビブラート以外にも、歌には色々なテクニックがあります。

囁くような歌い方、寂しげな喉の鳴らし方も、

高い音を張らないで優しく歌う方法も、基本的にテクニックです。

 

 

 

ですが、どんなテクニックも、基礎が出来ていないと教えることはできません。

歌に必要な筋肉がきちんとあって、綺麗な発声が出来て、

はじめて技術的なことを覚えられます。

 

 

 

例えば、ビブラートの教え方は人によって違いますが、

基本的に喉に力が入っている状態ではかけられません。

 

 

高い音を強く張って出している状態で、

ビブラートをかけるのには、無理があります。

 

 

ビブラートを綺麗にかけるためには、

喉の力を抜いて高音の発声が出来るという基礎が必要です。

 

 

 

そして、基礎が大切、ということも、

ボイトレを受けていると良く分かるようになります。

 

 

なので、ボイトレを受けている人は、闇雲に、

「○○はどうやったら出来ますか?」

と聞かないようになります。

 

 

それが今自分が出来る段階なのかを、段々自分でも分かるようになってきます。

 

 

 

なので、多くのテクニックを求めるよりも先に、

良い発声が出来るようになりましょう。

 

 

 

その上で、ビブラートや、がなりなどのテクニック

覚えていくようにすると良いです。

 

 

 

 

 

思っていたよりも長くなりそうなので、今回はここまでにして、二回に分けたいと思います。

なので、引き続き次回は、ボイトレを受けようか迷っている人へのアドバイスをしたいと思います。

 

 

 

次回>ボイトレを受けようか迷っている人へ2

 

 

 

 

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歌唱力向上   2013/12/16   WebMaster

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