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1.ボイトレを受けようか迷っている人へ

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歌を上手く歌うために、

ボイストレーニングは有効なのでしょうか?

 

 

例えば、ボイトレのサイトを見て、

その練習方法を自分で実践するだけではダメなのでしょうか?

 

 

 

 

今回の記事ではそのあたりをお話したいと思います。

 

 

 

ボイストレーニングって受けた方がいい?

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ボイトレって受けた方がいいんでしょうか?

 

答えは、YESです。

 

 

今は、当サイトを含めて色々なところでボイトレの記事を見かけます。

 

 

 

親切なサイトでは、きちんと発声練習用の音源を用意してくれていたりして、

それを使って自分でボイトレをすることができます。

 

 

ですが、人に見て貰うことはとても大切です。

 

 

 

ほとんどの人は、自分の声の出し方が正しいのか、

どういう声の出し方が正しいのか、ということを知らないはずです。

 

 

 

そして、○○さんみたいな声を出すためには、

どんなトレーニングが必要なのかも分からないはずです。

 

 

 

ボイトレは、ぶっちゃけトレーニング内容は

傍から見るとシンプルなことの繰り返しです。

 

 

これなら、家でやっても同じじゃない?と思うのも当然と言えば当然です。

 

 

 

ですが、トレーナーさんと1対1で、声の出し方を

 

「息を吸うような感じで歌ってみて」

「一端肩の力全部抜いてみようか」

「手を上に上げながら声をだして」

「ラの発音の方が良く声が出てる」

「顎に力が入り過ぎてるから、手をあてながら歌って」

 

と、きちんと細かい指示を受けながらトレーニングするのとでは、

もの凄い差があります。

 

 

 

もちろん、家で出来ることも沢山あります。

トレーニングを受けてから、次回のトレーニングまでの間に、

自分が自宅などでどれだけ練習するかというのは、

上手くなるのに凄く大切なことです。

 

 

 

ですがそれは、自分で、その声の出し方が正しい

と分かっている状態ですべきです。

その方が全然上達も早いですし、

間違った声の出し方をして、喉をいためてしまうようなこともありません。

 

 

 

良くある勘違いですが、ボイストレーナーさんから教わるのは、

発声の訓練方法ではありません。

 

 

 

今の発声の仕方が正しい方向なのか、ということを教わるのです。

(正しいというのは、喉の負担が少なくて、綺麗な発声、美しい・カッコいい響きというような意味です)

 

 

 

それから、ボイトレは、言ってみれば(歌に必要な筋肉を鍛える)筋トレなので

筋トレを怠けないように、トレーナーと一緒に筋トレする

みたいな意味があります。

 

 

歌を上手くなりたいなら、ボイトレを受けた方が早いです。

 

 

 

 

 

独学とボイトレの違い

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独学とボイトレの一番の違いは、

当たり前ですが、教えてもらえること、にあります。

 

 

 

発声というのは、身体の内側の筋肉を使うので、

他のスポーツのように、外から筋肉の使い方を見ることができません。

 

 

どこの筋肉をどう使えば、どういう声が出るのかというのを、

目では見れないので、トレーナーさんに教えてもらいます。

 

 

 

独学の場合は、当然色々な寄り道をしてしまいますし、

間違った道に入っても、誰も教えてくれません。

なので非常に時間がかかります。

自分の行きたい所へたどり着けない可能性も沢山あります。

 

 

 

トレーナーさんは少なくとも、これまでに何人も生徒を見てきているので、

どういう練習や、どういう伝え方をすれば、

相手の発声を良く出来るかを知っています。

 

 

 

独学よりも、圧倒的に早く、歌が上手くなりますよ。

 

 

 

 

テクニックよりも先に基礎

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ニコニコの生放送で、良く歌い手さんに

 

「どうやってビブラートかけてますか?」

「どうしたら歌が上手くなりますか?」

 

と質問している方をみかけます。

 

 

歌い手さんはトレーナーではないので、

そういうことを上手く伝えることはできません。

 

 

 

また、どうやったら歌が上手くなるか、という質問の答えは、

非常に沢山あって、一口に伝えられるものではありません。

 

 

 

ほとんどの歌い手さんは、質問をする人よりも、

とても沢山歌を歌い込んでいるので、

「歌を沢山歌いましょう」

という答えになります。

 

 

 

歌が上手くなる方法は、沢山あります。

ビブラート以外にも、歌には色々なテクニックがあります。

囁くような歌い方、寂しげな喉の鳴らし方も、

高い音を張らないで優しく歌う方法も、基本的にテクニックです。

 

 

 

ですが、どんなテクニックも、基礎が出来ていないと教えることはできません。

歌に必要な筋肉がきちんとあって、綺麗な発声が出来て、

はじめて技術的なことを覚えられます。

 

 

 

例えば、ビブラートの教え方は人によって違いますが、

基本的に喉に力が入っている状態ではかけられません。

 

 

高い音を強く張って出している状態で、

ビブラートをかけるのには、無理があります。

 

 

ビブラートを綺麗にかけるためには、

喉の力を抜いて高音の発声が出来るという基礎が必要です。

 

 

 

そして、基礎が大切、ということも、

ボイトレを受けていると良く分かるようになります。

 

 

なので、ボイトレを受けている人は、闇雲に、

「○○はどうやったら出来ますか?」

と聞かないようになります。

 

 

それが今自分が出来る段階なのかを、段々自分でも分かるようになってきます。

 

 

 

なので、多くのテクニックを求めるよりも先に、

良い発声が出来るようになりましょう。

 

 

 

その上で、ビブラートや、がなりなどのテクニック

覚えていくようにすると良いです。

 

 

 

 

 

思っていたよりも長くなりそうなので、今回はここまでにして、二回に分けたいと思います。

なので、引き続き次回は、ボイトレを受けようか迷っている人へのアドバイスをしたいと思います。

 

 

 

次回>ボイトレを受けようか迷っている人へ2

 

 

 

 


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歌唱力向上   2013/12/16   WebMaster

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