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お腹から声を出すトレーニング方法と発声の時の姿勢。

執筆者:agree

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お腹から声を出す練習方法をいくつかご紹介します。

 

 

 

マヨネーズ発声法

 

*まずひとつめは、マヨネーズ発声法です。お腹の中にマヨネーズの容器があるというイメージをします。

 

そして、その中身のマヨネーズを手で押して少しずつ絞り出すようなイメージをしながらゆっくりと声を発します。中身を均一の量でゆっくりと最後まで絞り出すイメージです。

 

これをもしちからいっぱい勢いまかせに押し出したとき、どうなるでしょうか。途切れ途切れで飛び散るように飛び出すか、もしくはムラのある状態で出てくるでしょう。

 

そのように、声も力任せで出そうとすると、きれいな太い声が出せないし、息も続きません。発声し始めの声といちばん最後の声がバランス良く出せるようになるのが理想です。

 

最初の方だけ声が太くても、最後は苦しそうな弱く細い声になってしまう方はこのようなイメージトレーニングをしてみると良いでしょう。息が続かないので発声を終えるという『頑張る』『踏ん張る』歌い方ではなく、お腹から声をちゃんと出せるようになれば余裕をもって声を続かせることも途中で終えることも自由に出来るようになり、とても楽になります。

 

 

 

お腹の力で押し返す

 

*二つ目の方法は、お腹の力で押し返す方法です。

まず、お腹にサッカーボールなどの大きめのボールを押当てます。

 

このとき、自分ではなく、人に押当ててもらう方が良いでしょう。力一杯押当ててもらいましょう。そのボールをお腹の力で押し返すようにお腹、とくにおへそあたりを意識して力を入れて声を出します。

 

うまくお腹から発声出来ていない人の声はこのときふるえてしまいます。ボールがなければ、手の平でもかまいません。その時も力一杯押してもらうことは同じです。

 

自分で行う時は床に仰向けに寝転がり、お腹の上にボールをあてて押し付けると良いでしょう。

 

 

 

声を出す時の姿勢

 

*声を出すときの姿勢について。

 

声をお腹から出そうとして変に意識して力むと肩に力が入ったり、顎だけ上に向いたり首が前に出てしまい喉という通路をせまくしてしまいうまく声が通らなくなってしまいます。

 

足は肩幅ぐらいに開いて立ち、肩の力は抜き、背筋は延ばします。首も自然に天井からひもでつられているようなイメージですっと延ばします。

 

体に力を入れると、腹式呼吸がうまく出来なくなるので声も出ません。

 

リラックスして、肩の力は抜きつつ背筋はまっすぐに姿勢良く立ちましょう。顎はすこし引きます。

 

引きすぎると気道をつぶしてしまうので引きすぎないようにします。逆に上げすぎても同じように気道は狭まるし、声も前に向かって出ません。

 

イメージとしてはつむじがいちばんじぶんの身長の高いいちにある、という感じです。やってみればわかるとおもいますが顎を引きすぎればつむじは前に下がりますし、上げ過ぎれば後ろに下がりますね。

 

 

 

最後に

 

*最後にもうひとつ、歌い手として、喉を冷やすことと乾燥も良くないですね。

 

もしも急にステージなどで歌わなければならなくなったときなどの簡単な温め方として、手のひらを自分の口の前にあて、声をあーあーと出せば自分の手のひらと息で小さな加湿器状態になり喉を温めながら潤すことが出来ます。

 
 
 
 

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歌唱力向上   2013/12/04   WebMaster

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