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6.かんたんなディレイとリバーブのかけ方

waku_reverb.jpg

この回では、

簡単なディレイリバーブのかけ方

について説明します。

 

 

 

 

 

 

気を付けておきたいことですが、

MIXの最初ディレイリバーブをかけないようにしましょう。

 
 
 

ボーカル一本だけでも、イコライザコンプレッサーで、

十分聞いてて気持ちいい状態に仕上げるのが大切です。

 

 

 

ディレイリバーブ(まとめて空間系のエフェクトという)は、

ボーカルへの最後の色付けです。

 

 

では、その最後の色付けをしていきましょう。

 

 

 

 

ディレイとリバーブの専用トラック

tumiki.jpg

 

 

ディレイリバーブを使う時は、専用のトラックを使います。

 

 

これは、オーディオトラックとは違うもので、

FXチャンネルという名前が付いています。

 

 

 

初めての時は、

オーディオトラックディレイリバーブ

インサートしてしまうことがありますね。

 

 

 

これを、FXチャンネルとして分けて、

そこにセンド(Send)を使って、

ボーカルの音を流してあげます。

 

 

 

FXチャンネルは、

ディレイに1つリバーブに1つ使います。

 

 

 

なぜなら、ディレイにもリバーブをかけるからです。

 

delayreverb_send.jpg

 

こんな感じになるようにセンドを設定します。

 

 

 

 

 

ディレイは最初はテンポと音符で

onpukids.jpg

 

 

ディレイをかけるのに、最初はとまどうと思います。

 

ディレイのプラグインには、

ディレイ長さms(ミリセカンド)で設定するものが多いからです。

(ディレイの長さをディレイタイムといいます)

 

 

ディレイの長さは、

曲のテンポ音符の長さ(四分音符とか八分音符とか)から計算します。

 

 

 

最初はディレイの効果を色々試した方が良いです。

なので、最初のうちは、ディレイタイムを設定するものではなくて、

曲のテンポ(bpm)音符の種類選択するものを使うと良いです。

 

 

 

delay_exp.jpg

 

 

例えば、このディレイ(Twin Delay)では、

下の赤枠の部分曲のテンポを設定して、

上の二つの赤枠の部分音符を設定しています。

 

 

設定すると、勝手にディレイタイムを計算してくれます。

 

 

 

ここで、曲のテンポ(bpm)を調べる必要が出てきます。

 

 

曲のテンポは有名な曲だと、

結構、google検索で「曲名 bpm」と入れると、出てきたりします。

 

 

例えば「からくりピエロ bpm」と入れて検索すると、

コードウィキ(Chord Wiki)が出てきます。

 

 

 

これで出てこないようなら、

曲のテンポを調べるアプリを使うと良いです。

 

 

例えば、WaveTonemp3waveファイルの曲を分析するソフトです。

 

 

このアプリに音楽ファイルドラッグ&ドロップして、

曲のテンポを調べることができます。

 

 

使い方は、こちらの記事で説明していますので、参考にしてください。

 

 

 

 

 

ディレイの時間の計算方法

01.jpg

 

 

ディレイのプラグインでディレイタイムを設定する時の単位は、

ms(ミリセカンド)です。

 

 

ディレイタイム計算式に基づいて出します。

 

 

ですが、ぶっちゃけ、いちいち計算するのは面倒なので、

ディレイタイム計算機を使うのがいいです。

 

 

 

一応、計算式は、

 

60 ÷ テンポ(bpm) × 【各音符の値】 × 1000

 

計算します。

 

 

【各音符の値】は下の表からあてはめます。

 

全音符  4
二分音符  2
四分音符  1
八分音符  0.5
十六分音符  0.25
三連二分音符  1.333...
三連四分音符  0.666...
三連八分音符  0.333...
三連一六分音符  0.166...
付点二分音符  3
付点四分音符  1.5
付点八分音符  0.75
付点一六分音符  0.375

 

 

 

 

 

リバーブはシンプルに

auphone.jpg

 

特殊な楽曲は別ですが、

基本的にリバーブシンプルなものを選びます。

 

 

シンプルなリバーブの種類の名前は、

多くのリバーブのプラグインで同じです。

 

  • プレートリバーブ(Plate)
  • ホールリバーブ(Hall)

 

二種類あたりが、シンプルで使いやすいです。

 

 

 

リバーブは、「かかってるかな~」、というのが分かるくらいで充分です。

 

 

reverb_exp.jpg

 

 

これはCubaseに付属しているRoomWorksというリバーブです。

 

 

目安ですが、リバーブには大体Size(サイズ)というパラメーターがあります。

 

 

サイズが小さいリバーブは、

ちょっと長めにかけてもいいでしょう。

 

 

サイズが大きいリバーブは、

リバーブタイムは短くして使いましょう。

 

 

 

そして、ディレイとリバーブの専用トラックでも話しましたが、

ディレイにもリバーブをかけてあげます。

 

 

 

そうすることで、全体のリバーブが1つになって、

まとまった感じになります。

 

 

 

 

 

 

 

今回は以上です。

今回までで一応カラオケMIXの基本はおしまいです。

次回は、MIXをする時に心がけておくと良い事、をお話します。

 

 

>次回 良いMIXをするための6つの心がけ

 

 

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MIX   2013/12/06   WebMaster
タグ:DAW , MIX

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