執筆者:匿名
一般的に良く言われる腹式呼吸は誰もが一度はその名を聴いた事があると思います。
腹式呼吸も大事ですが、もう一つ重要な呼吸法があります。それは何かご存知でしょうか?
それは逆腹式呼吸です。
腹式呼吸と逆の動きをする呼吸の事をいいます。
この二つの呼吸法を合わせて使用できるようになる事が、歌が上達する第一歩と言えます。
腹式呼吸
腹式呼吸とは、息を吸ったときにお腹が膨らむようにする呼吸です。
仰向けに寝っ転がった時に呼吸を意識してみて下さい。
胸ではなくお腹の辺りが膨らみませんか?
それが腹式呼吸です。
腹式呼吸はどうやるの?と言った言葉を耳にしますが、意識するだけで誰もが出来るようになります。
練習法としては、息を吸う時に腹部を意識して膨らまします。
4秒息を吸ったら2秒息を止めて10秒で息を吐き切ります。
吐き切る時に腹部が凹んでいくことを意識してください。
慣れるまでは腹部に手をあてて行うといいですね。
徐々に息を吐く時の秒数を伸ばしていくとよいでしょう。
逆腹式呼吸
逆腹式呼吸とは、腹式呼吸とは逆の動きをする呼吸の事です。
息を吸った時に腹部が凹み、息を吐いた時に膨らみます。
この逆腹式呼吸が出来るようになれば、肺活量もついて声量も上がります。
ぜひ覚えていただきたい呼吸法です。
足を肩幅に開いて、頭を上から引っ張られているようなイメージでまっすぐ立ち、手を肋骨の辺りとみぞおちの辺りにあてます。
そして息を吸います。
みぞおちを引っ込めるイメージで息を吸いましょう。
上手くコツがつかめるようになるまでは手で押しても構いません。
体が動きを覚えるまでは補助すると良いです。
この二つの呼吸法を合わせた呼吸を使用すると、
肋骨が左右に広がり、
肺が広がってたくさんの空気を吸う事が出来るようになるのです。
たくさんの空気を体内に取り込むことが出来ると、
息が続くので歌がふらつくことなく安定しますし、声量も増します。
歌がうまいといわれるための第一歩です。
是非、二つの呼吸をマスターしてください。歌う事が更に楽しくなりますよ。
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